宮川SUPでチルアウト

SUP カヤック

宮川SUPでチルアウト〜子ども大人もワンコも清流で泳いじゃえ!〜

-2022年夏 水アクティビティ報告&大学生スタッフ成長記録-

毎年暑さを更新しているのではと感じる夏休みシーズン。2022年7・8月は清流宮川に飛び込む子ども大人、そしてワンコが続出!!ベルデのSUPツアーを通じて思い思いのチルアウトを満喫するお客さまの様子を、今季の水アクティビティ報告としてお届けします。

この夏に活躍してくれた、学生ガイドさんについてもご紹介しますね!

タンデムSUPでのファミリーサップが大人気

今シーズン人気なのは、タンデムSUPをつかったファミリープログラムです。いきなりSUPに挑戦するにはちょっと心配だけど、アウトドアな遊びをしたいゲストに選ばれています。

ファミリーはもちろん、カップルも、そしてワンコも一緒に安定感のあるボードに乗ってSUPを楽しめる超体験的プログラム。30代・40代女性にも遊んでもらえるこうしたプログラムは、ベルデの真骨頂です。

ベルデではお客さまの年齢やアウトドア経験、何よりも希望を考慮してツアー内容を調整しています。

ガッツリ漕ぎたい方には上流に向けて距離あるルートやターンなどを交えたスピード漕法なもご案内しますが、多くのお客さまが希望されるのはやっぱり「水上さんぽ」。

のんびりまったり、水辺をSUPで過ごすことを希望される方が多いんですね。

こちらはシングルSUPでの親子タンデムですが、この姿勢がお気に入りになってしまった息子さん。

支流クルーズにワクワクが隠せない様子が、とっても可愛いですね!

さらに今年は、暑さゆえか水に飛び込むお客さまが多かったです。

SUPのノーズから・・・
ばしゃーん!
水に飛び込んじゃったお姉ちゃん。ママさんパパさんもいい笑顔!
こちらの兄弟は水をかけあって大はしゃぎ

SUP上で寝転ぶメンズも多くて、皆さん自然の中で癒されたいんだなあ…と実感。そんな参加者さんたちには、私たちガイドも、チルアウトできる時間を多く取るよう心掛けています。

女子よりメンズの方が寝そべり率が高いのはなぜなのか
童心を忘れないジャンプ派も

こちらのゲストはSUPで自由にあそんでいます。

二人三脚ならぬ二人SUPに挑戦!
お約束の展開に、爆笑されていた仲良し二人組

フリーダムにSUPを楽しめるのがベルデのツアー。ご参加の際は、ご希望を聞かせてくださいね!

毎日のようにワンコが来てくれて幸せ…!

昨年からワンコ同伴でのSUP利用が増えていたベルデですが、今年はさらにその数が増加。愛犬を伴ってDOGSUPを楽しむお客さまが増えています。こんなにもワンちゃんとよく会っていると、ベルデにもワンちゃんが欲しい気持ちがふつふつと湧いてきて困ります。うーん、犬飼いたい!

このワンちゃんは、こんなに大きいのにまだ赤ちゃん。水遊びも初めてとのことでしたが、水辺に興味津々。支流の滝でも気持ちよさそうに過ごしていました。

この暑さだとワンちゃんも水に飛び込みたくなるのか、スイスイ泳ぐワンコも多くて…私たちガイド陣はその可愛さに身悶えていました。

夏休みも後半ですが、台風を潜り抜けながらSUPツアーはまだまだ開催中。私たちガイド陣をも元気にしてくれるワンコ連れのお客さま、ウェルカムです!

ファミリーSUPの詳細は、こちらのバナーから!

支流の滝でチルアウト

ベルデのSUPツアーの魅力は、清流宮川をフィールドとしていること。特にベルデがツアーを開催している流域は、ダム湖に挟まれているため水の流れが非常に穏やか。SUPに座って水上をゆらゆら漂うのも、清流域ならではの楽しみ方の一つです。

里山の景観を眺めながら緑がかった美しい水面を漕ぎゆく本流だけでなく、小さな滝などがある支流へのクルーズも楽しめるのがベルデのSUPツアーの面白さ。支流の浅瀬にやってくると、清流宮川の透明度がよくわかります。

支流にくると皆さんこのように、まったりチルアウトモードに…!

心穏やかにチルアウトできる宮川のロケーションは、たくさんのお客さまから賞賛をいただけてきた私たちの誇りです。忙しい毎日を忘れるひとときや、デジタルデトックスを目的に、宮川SUPを楽しまれるのも良いかもしれません。

経験者向けクルーズで透明度の高い上流へご案内

ベルデではSUP経験者の方に向けたクルージングツアーも開催しています。透明度の高い上流域をめざすツアーで、リピーターのお客さまに大人気。今年はファミリーでのご参加など、家族の素敵な思い出作りにご利用いただきました。ぜひ、SUPのステップアッププログラムとしてご参加を。最高の宮川ブルーをご覧いただけます。

宙に浮くSUP!夏でもこの透明度は上流ならでは
支流へと入っていくと・・・
泳ぎたくなる気持ちのいい滝壺もあるんです!

皆さん、ほんといい笑顔!
少しファイルが重いですが、上流部の美しい水面を動画でもお楽しみください。

老若男女にワンコと、さまざまな人々に清流宮川を楽しんでいただけたこの夏。

ベルデがSUPプログラムをスタートしたのは2017年なのですが、当時はまだSUPもさほどメジャーではなく、普段からアウトドアスポーツに親しまれているコア層の利用が中心でした。当時を振り返ると、今の宮川の賑わいがとても感慨深く思えます。

ベルデは創業時からアウトドアライト層をターゲットに、技術を教えるインストラクターではなく、アウトドアに親しみたい人々をもてなす「ガイド」としての立ち位置にこだわってきました。それは、アウトドア慣れしていない一般の人たちが気軽に楽しめるツアーや環境を整備してこそ、アウトドアを仕事として地方で安定した雇用が生まれるし、自然保護の大切さを広めることにつながると考えてきたからです。

世の中のニーズに合わせて少しずつ形を変えつつも、これからもこうしたアウトドアライト層のお客さまに楽しんでいただけるツアーを企画・提供していきたい。まだまだ課題もたくさんありますが、改めてその想いを強くしているベルデです。

大学生スタッフ成長記録

最後に、この夏のベルデを支えてくれたスタッフを少しご紹介したいと思います。

今年のサップのガイド陣は、代表である私が40代、リーダーガイドは30代、20代が2人と理想的な年齢構成で夏休みをスタートしました。またベルデではアウトドアやスポーツに関する学部・学科がある大学や専門学校からインターン生を受け入れているのですが、今年は専門学校から10代2名がインターンシップに。意図せず全員女性なのは、私が女性だからなのでしょうが、女性がアウトドアを仕事にする入り口の一つとなれているのは嬉しく思います。

なかでも成長著しかったのが、去年からベルデを手伝い、サブガイドからメインガイドへと成長した大学生のあゆみちゃん。

彼女は【三重県のヤングサポーター育成事業】として三重大学と三重県のアウトドア事業者が協力して開講した「自然環境リテラシー学」をきっかけに、ベルデを手伝ってくれるようになりました。

「自然環境リテラシー学」については過去の記事でご紹介しているので、下記リンクからチェックいただけると嬉しいです。

コロナ禍に大学へ入学した学生たちの多くが「成長を実感できない」と感じているなかで、彼女はSUPガイドを通じてどのように成長したのか。「言語化は苦手!」という彼女に、頑張って話してもらいました。

大学生ガイド・あゆみちゃんインタビュー

無茶振りしてごめんね!じゃあ折角だから、私とあゆみちゃんでSUPツアーをやるときの、定番の挨拶から始めようか。

では私から。
「ベルデです。永遠の肉体年齢二十歳です!」

「正真正銘の二十歳、あゆみです!」

突然のブログ登場に緊張しています。よろしくお願いします。

あゆみちゃんは、三重大の自然環境リテラシー学で大台町に来てくれた時に、私が「ベルデでバイトしない?」って声をかけていた子たちの一人だったんだよね。

結構怪しい勧誘だったと思うんだけど(笑)。うちに働きに来てくれた決め手はなんだったの?

大学1年生の時にリテラシー学で大台町に来て、自然とか住んでる人とか町の雰囲気がすごくいいなあって思ってたんです。でも授業が終わったらなかなか来る機会がないじゃないですか。それで、ベルデさんの誘いに思い切って乗ってみた感じです。

そうか、大台町のファンになってくれてたんだ、嬉しいな。

それで大学2年生だった去年の夏にサブガイドとして入ったのが始まりで。

シーズンが終わった去年の10月にJSPA(日本セーフティパドリング協会)でベーシックインストラクターの資格を取って、今年はメインガイドもやらせてもらっています。

私から見て、あゆみちゃんは今年急激に成長したように思う。何かきっかけがあったの?

今思うと去年の私は、技術はもちろん責任感が足りていませんでした。

自分なりには仕事をしていたつもりでしたが、今振り返ると「つもりになってたんだな」と気づくところがいくつかあります。

で、それをベルでさんに見抜かれたんだと思います。「自分が、お金に見合った働き方をしてると思う?」って注意されて。

ええ~? 私、あゆみちゃんを注意したことあったかなあ。

私がその言葉にハッとさせられて過ちに気づいたから「注意れたんだな」と受け止めただけで…。実際はすごく優しく諭されました(笑)。

あゆみちゃん、いい子(笑)。そうだね。社会における自分自身の「存在意義」と、「仕事=経済」を少しでも体感してもらいったかったから、そういう趣旨のことを言ったと思う。

なんていうか私、これまで社会の一般的な価値観を疑問に思わずにいたところがあったんです。

以前の私は、絶対に大学は行かないといけないし、就職しなきゃいけないという価値観にとらわれていて、そういう生き方とか考え方を疑問に思ったことがなかったんです。

でも大学に入ってコロナが始まって、2年生は一度も大学に行けずに授業はオンライン。そこから自分の生き方を見直したというか…。

そうだったね。色々悩んでたね。

大台町でSUPガイドとして働いたことも含め自分なりにいろんな経験をし、またベルデさんの言葉もあったりして、少しずつ考えが変わってきたところがあります。

うまく言えませんが、今まで自分が信じてきた価値観にとらわれず自由に生きてみても、案外どうにかなるんだなという自信がついたというか…。

この1年で、世の中にはいろんな価値観のいろんな人がいるのを知って影響を受けんだと思います。私以外のベルデのガイド陣も、いろんな背景や夢や目的を持つ個性豊かでタフな女性たちなので!

そんな心境の変化があったんだね。 あゆみちゃんは今、SUPガイドの仕事をどんな気持ちで取り組んでるの?

ベルデさんがよく言ってますよね。「漕ぎ方などの技術を教えたい人より、SUPはそんなに上手じゃなくても、お客さんに楽しんでもらえることを考えて行動できる人を求めてる」って。そこを意識しながら、自分の個性の活かし方を探っているところです。

なるほど〜。そこもうちょっと詳しく聞かせて!

うーん…言語化が難しいんですけど。。。

私はSUPの技術面はまだまだだし、若いからお客さんに舐められる時があります。でもそれは反面、私がお客さんにとって親しみやすい存在だということかなと思って。

だから参加するお客さまと積極的に言葉を交わして、どんなSUPツアーを望んでいるのかを察して柔軟に行程を変えたりするようにしたり…とかかな。

先日は、お客さんを率先して牽引していたよね。

あの日は風が強くて、上手くSUPを動かせなくて心が折れかけてた女性の方がいたんです。

実は私も、初めてカヤックで長い距離を漕いだ時に、正しい漕ぎ方がわからず、ひたすらに頑張って漕ぐっていうしんどい経験をしたことがあったんですよ。だから、そのお客さんの心が折れそうな気持ちが、とてもよくわかって。

それで、リーシュコードでその方と私のSUPを繋いで、漕ぐのをお手伝いしました。

だってSUPや水辺を楽しむために大台町に来てくれたのに、しんどい思い出を作って欲しくないじゃないですか。

私だと「漕がないと進まないよ!」とコーチっぽい激励をしがちなので、あゆみちゃんのアプローチはすごくいいなと思った。

ベルデのカイドはお客さんから直に「ありがとう」と言われる仕事なので、やりがいがあります。

それに、自分が好きな宮川やSUPをお客さんに楽しんでもらえる。「いいでしょ?」ってお客さんに言って「いいね!」って言ってもらえる仕事ってめっちゃいいじゃないですか。

そこがSUPガイドの仕事の魅力だなと思っています。

そうか〜。そんなふうに感じて働いてくれていたなんて嬉しいな。これからのあゆみちゃんを応援しています、今日はありがとう!


さて、あゆみちゃんのインタビューいかがでしたか?

急にインタビューをぶっ込んだのに、「言語化が苦手!」と言いながら対応してくれた彼女に感謝です。ベルデにできるのは場の提供だけで、そこから何を感じてどう成長するかは本人の力なのですが、こうして関係してくれた子たちの成長を実感できるのは嬉しいものです。

ベルデが大台町でアウトドアな旅行会社を起業して6年。この10年にも満たない短い期間で、社会のあり方や働き方が少しずつですが確実に変化してきたように思います。

このブログはベルデの活動を報告するとともに、「アウトドアライフをお仕事に」をテーマに発信してきたものです。

以下は繰り返しのメッセージになるのですが、三重県大台町は、アウトドアの初心者から上級者までさまざまなフィールドを楽しむことができる町。この地が、ひとりでも多くの人がスポーツジムへ行くような感覚で何度も訪れたいと思ってもらえるエリアになると嬉しいです。

アウトドアレジャーやスポーツがだれにとっても身近なものとなり,豊かな自然からエネルギーをもらうことで幸せな人生を送れますように。そして私たちガイドは、このアウトドアライフが「お仕事」になるような活動を続けていきたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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