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宿&ワーケーション

まてハウスに「離れ」「ワークスペース」ができました

働く旅、暮らす旅の滞在地としてリニューアル!

三重県大台町のアウトドアツアー会社ベルデ大台ツーリズムが運営する宿泊施設「まてハウス」がリニューアル。「離れ」「ワークスペース」が新設されたほか「母家」もより快適に。どのように変わったのかをご紹介します。

リニューアルを指揮してくださったのは、地域の人気カフェ「森のお菓子屋スピカ」さん。スピカさんから伺ったリニューアルのポイントもご紹介しますね!

まてハウスとは

「まてハウス」は2019年よりベルデが運営している、民家を改装したシェアハウスです。もともとは母家だけでの運営でしたが、今年秋より「離れ」が加わったことでコンセプトを含めて施設をリニューアル。料金形態も見直して、より長期滞在しやすい宿泊施設へと生まれ変わりました。

WEBサイトもリニューアル!

宿泊は1部屋2名まで滞在可能の部屋貸し。2泊10,000円から宿泊可能で、7泊以降は宿泊費がよりお得になるシステムです。例えば母家だと4週間で51,500円と家賃よりお得かもしれない滞在費。リビング・キッチン・バストイレなどの水回りは共有ですが、各部屋に鍵がついているため女性でも安心してお泊まりいただけます。

特にベルデとして推したいのが、新たに加わった「離れ」です。

母家が和室1部屋のレンタルなのに対し、離れは独立した2間の間取り。和室でありながらモダンな北欧テイストの部屋になっており、モニター宿泊いただいた女性からも好評です。

どんな部屋なのか、詳しくご紹介します!!

ホテルをテーマにした「離れ」

離れの内観。奥がベッドルームです。

まてハウス「離れ」は、共有スペースである「ゆるり土間」を挟んで母家と隣接する建物。リビングとベットルームの2間からなり、プライベート空間を確保したい方や、生活スペースとワークスペースを分けて滞在したい方に向けた部屋となっています。

母家は布団と座卓ですが、離れはベッドとデスクを用意。シンプルでユニセックスな雰囲気ですので、男女を問わず心地よく滞在いただけると思います。

離れのベッドルーム

また、離れと母家をつなぐ「ゆるり土間」の利用も可能。ちょっとした作業にも使えるテーブルがあるので、雰囲気を変えてお過ごしいただけるかと。特に夜はいい雰囲気ですので、静かにチルタイムをお過ごしいただくのもいいかもしれません。

ゆるり土間

この「離れ」と「ゆるり土間」が完成したとき、ベルデは「まてハウスにホテルができた!!!」と感動。公式な名称は「離れ」ですが、ベルデだけは「ホテル棟」と呼び続けています。おすすめです。

ベルデがここまで自信たっぷりなのは、「離れ」と「ゆるり土間」のリニューアルデザインを手掛けたのが、大台町の人気カフェ「森のお菓子屋スピカ」さんだからです。ベルデのセンスではこうはいかなかったので、お願いして大正解だったと自画自賛しております。

とういうわけで、ベルデですとデザインコンセプトとかの説明がさっぱりですので、スピカさんにインタビューしてみました。

では登場ください、スピカさーん!

初めましてスピカです。大台町で夫と一緒に「森のお菓子屋スピカ」というお菓子屋・カフェを開いています。

今回は、まてハウスの改装をお手伝いいただきありがとうございました。スピカさんも2017年に民家を改装して店をオープンされてますが、その建物のビフォーアフターっぷりにびっくりして…すごくセンスのある方だなと思ってたんですよね。

スピカさん外観

ありがとうございます。料理・製菓は夫の担当ですが、内装などデザイン面は私があれこれやらしてもらっていて。実は父が大工的なことができる人なので、「こういうテーブルが欲しい」と材料やデザインを私が選んで作ってもらったりしています。

お店の素敵なインテリアはDIYされてる部分も多いんですね。それであの独特の世界観が生まれているのか~なるほど。いや、頼んで正解でした。

こちらこそ、チャレンジさせていいただいてありがとうござます。

ベルデはセンスにまったく自信がないので、スピカさんにまるっとお任せしたのですが、素敵に仕上げていただいて感謝しています。どういうテーマでデザインされたのか教えていただけますか?

そうですね。うちの店は女性客が中心ですが、まてハウスの場合は男女共に宿泊者がいますので、ユニセックスを意識しつつ「離れ」は北欧テイストのデザインを意識しました。天井のライトは「スピカ」店内と同じものを使用しています。「スピカ」はゴールドなので、「まてハウス」はもう少し男性寄りにしようとブラックを使う予定だったのですが…。

あれ? 今ついているのはゴールドですよね?

はい。業者さんがうちの店で使うものだろうと気を聞かせてゴールドを送ってくれて(笑)。交換しようと思ったんですが、合わせてみたら意外とよかったのでそのまま使用しました。なので「離れ」は予定よりちょっと女性よりのテイストになったかもしれません。

スピカさんのこのライトと同じものがまてハウスにも使われています

よりホテル感が出たのでは? 「離れ」は女性客を想定しているので、結果よかったと思ってます。

「ゆるり土間」はもうすこし男性寄りで、酒場というかBarのイメージでデザインしました。宿泊客同士で交流するスペースにもなるかなと思いましたので。

土間なのでちょっとした作業にもいいんですよね。ハンドメイド作家さんが滞在された時は、作業場として使われていました。

「ゆるり土間」のテーブルはDIYしたものです。いい感じの古い板と脚を探して父にお願いして作ってもらいました。

そうだったんですね!いい味を出してるから、アンティーク家具を探して下さったのだとばかり思ってました。手作りだったとは…。スピカさんには、本当に何もかもお任せにしてしまって…。工務店の方々から「現場監督」と呼ばれるようになっていましたよね。

ベルデさんが日中はアウトドアガイドとしてツアーに出られていることがほとんどだったので、いつの間にかそんなことに…(汗)。

本当に頼りにしてしまってすいません!でもお任せして正解でした。改装前の写真がこちらなんで、なかなかのビフォーアフターですよね。

ビフォーアフターがわかりにくいかな?もう少し色々写真を残しておいたらよかったですね。

いえいえ助かりました。今回はコメントいただきてありがとうございます。せっかくなのでお店の方もご紹介しておきますね!

女性やカップルに人気の「森のお菓子屋スピカ」さん。ベルデのお客さんもSUPなどで遊んだ後によく行かれているので、ご存じの方も多いかな? 甘さ控えめのケーキのほか、焼き菓子も美味しいのでぜひお立ち寄りください。

森のお菓子屋スピカ spica
三重県多気郡大台町小切畑194
営業時間 11:00~18:00(水曜定休)
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ワークスペースもつくりました

今回の「まてハウス」リニューアルでは、お客さまからのご要望が多かったワークスペースも設けました。こちらは敷地を同じとするベルデの事務所の1階にあります。まてハウスから徒歩0分で、Wi-Fiおよびデスクチェア完備。まてハウス宿泊の方は3時間500円でご利用いただけます。

奥には通称「社長デスク」が。これはベルデが父からゆずってもらったデスクなんですが、重すぎて2階の事務所に持って上がれずこの場所に。

「まてハウス」は企業さまからワーケーション滞在の相談をいただくことも多いので、ワークスペースをオフィス代わりに使っていただくのも良いかなと思っています。社長デスクもぜひ使ってください! なお企業さまのご利用については宿泊費含め費用等のご相談が可能ですので、お気軽に問い合わせいただければ嬉しいです。

母家もリニューアル!

「離れ」「ワークスペース」を新設した「まてハウス」ですが、母家も実はリニューアル。壁紙等を張り替え綺麗にしただけでなく、宿泊いただく和室を仕切り壁と鍵付きドアのある部屋にリフォーム、女性がより安心して長期滞在できる空間にしています。

裏庭に面したroomB、D、Eは小川のせせらぎに癒される空間。民家と接していないので、お仕事しながらの滞在でも自然に癒されながら集中もできるロケーションです。

歩いて行ける範囲にコンビニも商店もない田舎ならではの不便さもありますが、都会の生活にはない自然の豊かさやゆったり流れる時間が魅力。コロナ禍を経て、働く場所にとらわれなくなったいまだからこそ、働きながら旅する暮らし、暮らしながら旅する生き方を地方で体験するのは、人生を豊かにする一つの方法ではないかと思います。

第三の日常の場を提供したい

今回リニューアルした「まてハウス」を通じて、ベルデは新しい挑戦をしたいと考えています。それは、新しい働き方や、新しい生き方を求める人たちに、第三の日常の場を提供したいということ。まだちゃんとした形にはなっていないのですが、そこにチャレンジしていきたいと。

このブログではベルデの活動を報告するとともに、「アウトドアライフをお仕事に」をテーマに発信をしています。ベルデが大台町でアウトドアな旅行会社を起業して6年になりますが、この短い期間で、社会のあり方や働き方が少しずつですが確実に変化してきたのを感じています。特に一緒に働いてくれるスタッフたち、地域の皆さん、そして大台町に遊びに来てくれるお客さまたちと接する中で感じるのが、「旅と仕事、暮らしと旅が近い生き方をする人が、これからもっと増えてくるのでは」という想いです。

普段はアウトドア旅行会社としてSUPなどの川遊びや登山プログラムを提供しているベルデですが、「まてハウス」を通じて、住む場所にとらわれず働きたい方、または地域で仕事を得て一定期間働いてみたい方や、移住を検討してお試し滞在をしてみたいという人などに、普段の生活に近い暮らしの場を提供できればと考えています。

そこから、多くの人が新しい生き方を見つけられると素敵ですよね。

この辺りについてはまた改めて発信したいと考えています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

三重県大台町のシェアハウス「まてハウス」
〒519-2501 三重県多気郡大台町下真手307番地1
https://matehouse.net/

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