【大杉谷登山バス泊送パック】2024秋発売開始!
2024年秋スタート!三重県大台町のアウトドア旅行会社Verde大台ツーリズムは、大杉谷縦走をお考えの方に便利な【大杉谷登山バス泊送パック】ツアーを企画しました。「この秋は、大杉谷を縦走するぞ!」という方はぜひご利用ください。
前泊の宿へのお迎えオプションもありますよ!
★★★この記事のもくじ
【大杉谷登山口早朝着】ツアーです
三重県大台町のアウトドア旅行会社ベルデでほ「秘境・大杉谷」登山ツアーを催行。主に初心者に嬉しいライトな日帰りトレッキングや、マニアックな3day登山ツアーなど、他の旅行会社さんにはない内容のツアーを企画・催行しているのですが、お客さまから「1泊2日で、秘境・大杉谷をゆっくり縦走できるツアーはありませんか?」というお声もいただいていたんですね。
そこで企画したのが【大杉谷登山バス早朝便】!
実は数年前に早朝便のモニターツアーを企画し好評で、モニター終了後も早朝便はないですか?と問い合わせも多くいただいています。
ベルデのゲストハウス「まてハウス」に前泊し、翌日大杉谷登山口に10時に到着する早朝便運行します。前日は、最寄り駅へもお迎えをしますので、とっても使いやすいツアーと自負しています。
料金・開催期間(出発日)がコチラ↓
料金 | ・大杉谷登山口まで送り・前泊料金 ¥9,000(大杉谷登山口までの往路のみ) ・オプション JR三瀬谷駅までのお迎え ¥500(22:25着の電車限定) |
開催日 宿泊日 | 9月6日(金)、13日(金)、20日(金)、27日(金) 10月4日(金)、18日(金)、25日(金) 11月1日(金)、8日(金)、15日(金) ★他の曜日も1グループ4名様以上のリクエスト予約で運行します |
週末催行で前泊もできるので、遠方からお越しの方にも利用いただきやすいツアーです。このツアーを利用して、山開き中によりたくさんの方に大杉谷登山を楽しんでいただければな、と願っています。
このツアーで、秘境大杉谷をゆっくり縦走しませんか?
メリットは2時間早く出発できるアドバンテージ
エス・パール交通さんが運行する登山バスの通常便は
『道の駅奥伊勢おおだい』10:30発 → 12:00 大杉谷登山口着。
9:00に松阪駅に到着していれば間に合うので、一番多くの人が利用しやすい時間設定なのですが、登山を開始するのがお昼からということで、山中でゆっくり休憩時間を取りづらいのが残念なところでした。
しかしこのツアーを利用すれば、
10:00に登山口に到着し、大杉谷渓谷の景色をゆったり楽しみながら登山。
15:30~16:00頃に桃の木山の家(山小屋)に到着するイメージで登山計画を立てることができます。
また、大杉谷の秘境ポイントのひとつ、シシ淵でゆっくり時間を過ごすことができるのもこのツアーを利用する大きなメリット。
15:30~16:00頃の山小屋着は早いように思うかもしれませんが、秋の大杉谷は日が暮れるのが早く16:00を過ぎてくると足元がよく見えなくなってきます。
大杉谷は中級登山道であり、慣れない人が急いで山道を行くと、滑落事故を起こす危険性があります。なるべく余裕を持って歩いていただきたい…というのが関係者一同の願いです。
それに桃の木山の家では、ヒノキ風呂での入浴が楽しめます!
山小屋なのにお風呂を楽しめるのは、水が豊かな大杉谷ならでは。早めに山小屋についてのんびり寛いでください。
売店のビールや日本酒で乾杯しても楽しいですね!
前泊の宿は「まてハウス」・最寄り駅へのお迎えも
前泊のお宿は「まてハウス」です。空き家をリフォームした懐かしい雰囲気の一軒家です。キッチン・トイレ・お風呂は共用ですが、個室(1~3名利用)でお休みいただけます。
まてハウスへの行き方は、以下のAかBでご計画を。
A. 18:16までに三瀬谷駅に到着できる方は、町営バスで直接チェックイン
お早めにフリーチェックインできる方は、「大杉」行の町営バス(300円・最終は18:23着)をご利用ください。時刻表・詳細はこちらをチェック。
まてハウスは、三瀬谷駅から7分「多度橋」下車、徒歩1分の距離にあります。
タクシーでの乗り合わせももちろんOK。4名様でしたら、町営バスより安価に到着できます。
B. 22:25三瀬谷駅着の方は、迎プラン
名古屋や大阪を19時に出発しても、JR三瀬谷駅22:25着の電車でまてハウスまで到着することができます。この時間限定で、まてハウスバスで駅までお迎えにあがります。
このツアーは、2024年3月に改訂された「運送におけるガイドライン」をもとにまてハウス宿泊サービス内にて企画販売を開始しました。世界に誇れる自然遺産の大杉谷はアクセスが大きな課題と言われ続けています。この泊送セットツアーにより、大杉谷登山を1人でも多くの方が経験できることを願っています!
山小屋2泊もおすすめです!
せっかくの秘境・大杉谷なのですから、見所をゆっくり楽しめるという理由と安全面からも、2泊3日のスケジュールで登山いただくのがベルデのおすすめです。
というのも、大杉谷登山者に最も多いのが、山小屋を利用した1泊2日での登山計画なのですが……。
1泊2日で縦走される方は、下記のようなスケジュールを目安に2日目は早朝に桃の木山の家を出発。大台ヶ原駐車場を16:00発の大和八木駅行きのバスで帰路につきます。
【1日目】 | 大杉谷登山口 → 歩行距離約6km/歩行時間約5.5時間 → 桃の木山の家(山小屋) |
【2日目】 | 桃の木山の家 → 歩行距離約10km/歩行時間約7.5時間 → 大台ヶ原(駐車場) |
ですが桃の木山の家から大台ヶ原までの約10kmは、大杉谷の秘境ポイントが多くて見どころ満載な一方で、難所が多くて歩くのが大変なルートでもあります。
体力に自信がない方や、景色をゆっくり眺める時間が欲しいという方は、大杉谷にあるもう一つの山小屋「粟谷小屋」にもう一泊するのがおすすめです。
粟谷小屋に泊まるメリットは?
1泊2日登山では桃の木山の家を早朝に出発する必要がありますが、粟谷小屋に泊まるなら8~9時出発ぐらいのゆったりスケジュールで七ツ釜滝、崩壊地、光滝、隠滝、堂倉滝と、大杉谷の秘境ポイントが集結したエリアをじっくり堪能しながら歩くことができます。
また粟谷小屋があるのは標高1,000mを超えるエリアなので、小屋から少し散策すると黄色や赤に美しく色づいた天然林を楽しむことができます。ゆったり寛ぎ派であれば粟谷小屋の槙(まき)の木風呂で、登山の疲れをのんびり癒すのも良いでしょう。
せっかくの秘境・大杉谷登山なのですから、ゆったり山中の時間を過ごすというのも贅沢な選択。
粟谷小屋泊をぜひ一度お試しください。
粟谷小屋に泊まる場合の登山計画例も参考までにご紹介しますね!
【1日目】 | 大杉谷登山口 → 歩行距離約6km/歩行時間約5.5時間 → 桃の木山の家(山小屋) |
【2日目】 | 桃の木山の家 → 歩行距離約4.6km/歩行時間約3.5時間 → 粟谷小屋(山小屋) |
【3日目】 | 粟谷小屋 → 歩行距離約5.4km/歩行時間約4時間 → 大台ヶ原(駐車場) |
※スケジュールは歩行時間に休憩時間を加えて計画してください
なおベルデでは、この行程に秘密ルートを加えた「大杉谷スペシャルルート3days」というツアーもご用意しています。気になる方は、下記の画像をクリックしてみてください。
ツアーの注意点
最後に、このツアーの注意点をお伝えしておきます。
「大杉谷登山バス泊送パック」はガイドツアーではありません。前泊の宿と、宿泊者への送迎サービス(オプションで駅までのお迎え)のみの募集型企画旅行です。
お申し込みの方には、大杉谷登山口までの登山バスのお席確保(片道)と、前泊の宿の手配をいたしますが、ガイドの添乗・同行はありません。
また登山バスチケットは、大杉谷登山道を大台ケ原まで縦走する方向けの片道チケットであり、往復チケットではないのでご注意を!
No guide !No round trip! 手配のみのツアーです
自家用車では行きづらい山だからこそ登山バスの利用を!
大杉谷登山をお考えの方の中には、自家用車で大杉谷登山口まで行くUターン行程を検討される方もいるのですが、大杉谷登山口までの交通アクセスはとても悪く、公共交通機関では行けません。また渓谷沿いの道のため道路の幅がとても狭く、接触事故等トラブルになる可能性もあるため、自家用車でのアクセスはお勧めできません。
ぜひこのツアーを利用し、大杉谷縦走登山をお楽しみいただければと思います。
なお個人的な意見ではありますが、ベルデは涼しくなってきた秋こそ大杉谷登山のベストシーズンだと思っています。
大杉谷で食べるラーメン(ベルデは昼食にインスタントラーメンをよく持って行きます)がより美味しい季節…!
そして大杉谷縦走登山のゴールとなる大台ヶ原は、紅葉で有名な景勝地です。
大杉谷が誇る水と峻厳な峡谷の美しさとともに、秋だからこそ楽しめる紅葉を満喫いただければと思います。
アウトドアの初心者から上級者までさまざまなフィールドを楽しむことができる三重県大台町。ひとりでも多くの人がスポーツジムへ行くような感覚で何度も訪れたいと思ってもらえるエリアになると嬉しいです。
アウトドアレジャーやスポーツがだれにとっても身近なものとなり,豊かな自然からエネルギーをもらうことで幸せな人生を送れますように。そして、私たちのガイドは、このアウトドアライフが「お仕事」になるような活動を続けていきたいと思います。
最後までお読み頂き,ありがとうございました。
“観光×アウトドア”を提案する旅行会社「Verde(ベルデ)大台ツーリズム」代表。 SUP・カヤック・登山ガイド → 起業 → ゲストハウス「宿屋まてまて」&「まてハウス」運営。このブログは「アウトドアライフをお仕事に」をテーマに発信します。