ベルデが宮川でSUPを始めて10年を迎えています。Verdeが三重県第1号の事業者でした。新型コロナウィルスが流行した2020年を機に、強烈なアウトドアブーム(キャンプブーム)がやってきて、個人でSUPを購入して遊ぶ方もガイドやインストラクターも予想以上のスピードで増えています。
2024年はキャンプとともにSUPブームも少し落ち着いてきたようですね。今回は宮川を飛び出して四日市でのベルデの活動を紹介します。
SUPやカヤックなどパドルスポーツで遊べるフィールドが増えることはアウトフィッターとして喜ばしいことす。「市民が海に親しんでほしい」という町づくりの将来像に沿って「交流と賑わいの創出」を目的に、三重県四日市市でも2021年から町づくり協議会よりご依頼を受けて、SUPの体験イベント・モニタリングを実施しています。
BAURA=庭浦でSUP
BAURA SUPやBAURAミーティング・・・このBAURAの由来は、「よっかいち庭浦(ばうら)」と呼ばれた港名からきています。1473年(文明5年)の外宮庁宣案に記載された港名。当時、既に「四」のつく日に定期市(四日市場)が開催されており、その外港として、人流の要衡として活況を呈していました。「四日市みなとまちづくり協議会」が中心になり、これからのまちづくり、新たなBAURAをつくり賑わいを創出、そんなプロジェクトの一貫で、BAURA SUPがスタートしています。
※よっかいちBURAの取組に興味があるかたはぜひWEBをご覧ください。
このプロジェクトのいいところは、1年1回で終わるイベント的な取組でなく、1年目は関係者のモニタリングSUP、2年目より体験会、3年目は様々な季節、回数を増やしてみて・・・モニタリングを継続して行えるていること。回数を重ねることで、プログラム自体も充実し、ソフト・ハードともに必要なことが明確になります。
今年は6月、9月、10月の1回ずつ、全62名の参加がありました。9月は33℃を超す暑さ。こんなときの水温や受付の現場の様子も参考になります。このフィールドは夏に向いているのか?いや、春秋向きなのか?等、毎回のログ、ゲストの様子も蓄積されます。
とにかく魅力的な運河でのSUP
堅い話はここまでで、何より、四日市の運河、産業遺産をまわるこのコースはとっても魅力的なので、写真多めで紹介します。このコースは、特定日に関係各所の許可を頂いて利用できるフィールドです。一般開放はされておりませんのでご注意ください。
三重県で最も人口が多いまち・四日市へ、人口が急速に減少している人口8600人の大台町から遠路はるばる出張しています。緑の山・青い川の景色から一転、広大な海と産業遺産が残るフィールドで漕ぐとその対比にいつも大感動しています。パドルスポーツが安全に楽しめるフィールドが増え、パドルスポーツを趣味にする方、ウェルネスに繋げる方、お仕事にする方がどんどん増えていく、・・・四日市に出張すると、そんな明るい未来が想像できてワクワクします。
“観光×アウトドア”を提案する旅行会社「Verde(ベルデ)大台ツーリズム」代表。 SUP・カヤック・登山ガイド → 起業 → ゲストハウス「宿屋まてまて」&「まてハウス」運営。このブログは「アウトドアライフをお仕事に」をテーマに発信します。