2025年の夏、暑く、暑く、とっても暑い8月でしたね。そのお陰様でたくさんのゲストと宮川での水遊びを楽しめる夏でもありました。特に、今年は、団体でのご予約を多く頂き、ベルデチームもそのガイディングがよりブラッシュアップされました♪
今回の記事は、いつもフィールド・宮川でなく、出張SUPイベントの様子を紹介します。
鳥羽・菅島のこども達とのパドリングイベント
宮川でのパドルスポーツ最盛期・お盆が過ぎた頃、8月の後半に鳥羽菅島の小学生とのパドルイベントのガイディングに行ってきました。「菅島に住む小学生たちにパドルスポーツを楽しませたい!」とのオーダーを頂いての出張SUPです。
鳥羽菅島は、伊勢湾口に位置する有人島です。鳥羽港から市営定期船で約15分とアクセスがよく、日帰りでの観光も楽しめる島。島の人口は年々減少し、小学生の人数も少なくなるなか、島のこどもたちに楽しい夏のアクティビティを提供したい、という関係者の想いから今回のイベントがうまれました。ベルデもその趣旨に大賛成し、漁師のお父さんたちの協力を受け、SUP・カヤックを島へ船で運んでのイベント開催です。(そうか…当然だけど、アクティビティのギアも船で運ばなければいけないんだな…)なんて、島の暮らしを想像していました。
伊勢へ流れる宮川の上流域で活動をしているベルデとしては、菅島は馴染みある島で、コロナ禍には宮川で菅島・上島小学校の修学旅行を受けていたこともあります。
沖ノ島海水浴場で、1年生~4年生の子どもたちと元気にSUPをしてきました。5・6年生のお兄ちゃんたちは、カヤックで遠くへツーリング。海の恩恵受け、その怖さも知っている子どもたちとのパドルスポーツは、宮川に遊びにくるファミリー層とは少し違っていました。小学校1年生でも、沖に流される、潮流の意味を理解していて、そういう場所では決して無謀な遊び方はしない、自然に逆らわない遊び方が既に身についているようでした。
定期船で15分離れただけの島であっても、非常に透明度が高く、まるで沖縄の海を思わせるほど青く澄んだ海。今回は私たちだけのプライベートビーチでしたが、この美しい海で島の子どもたちがいつまでも遊べますように・・・と漠然と考えた1日でした。何より、しっかりと海の「塩分補給」ができた楽しいお仕事でした。
四日市BAURA SUPは重要文化遺産を巡る
4シーズン目を迎える四日市BAURA SUP。今年も魅力的なコースを新たにつくりモニタリングしてきましたよ。
四日市商工会議所さんから、四日市港湾を賑やかにしたい、というご相談を受けてのお仕事です。市民のための町づくりとパドルスポーツをどう融合させられるか、こちらも未来が楽しみな仕事です。
今シーズンは新たに、千歳運河から「末広橋梁」を目指すノスタルジックSUPコースを新設。
「末広橋梁」は、日本国内で唯一現役で稼働している跳開式の稼働鉄道橋梁であり、とても重要な土木遺産で、国の重要文化財に指定されているす。1日に数回動きますが、列車の運行時間は公表されていません。動く瞬間を見られるとラッキーとのこと。橋のまわりにはカメラをもった鉄道ファンが集まり、水路に浮かんで見上げている私たちはちょっと特別感があります^^
ベルデは運河SUPを通して何度も跳ね上げの瞬間を見ることができていますよ♪
末広橋梁から200mほど南側に架かる「臨港橋(りんこうばし)」は、自動車と歩行者用の跳ね上げ式の道路橋。末広橋梁とは逆に、普段は橋桁が降りた状態で、船が通航する時だけ跳ね上がります。
この2つの貴重な橋を、運河でSUPをしながら見ることができるとっても魅力的なコースでした。港湾ならではの倉庫群もまた素敵で、SUPを漕ぎなら四日市港の近代化の歴史をノスタルジックな空気を味わってきました。

宮川でのパドルスポーツの楽しさを伝染させたい
ベルデの出張SUPでは、ガイディング・ギア・スキル・楽しさ・そしてベルデの経験をお伝えしています。この夏の四日市や菅島でのご依頼のように、地域の魅力的なフィールドを活用しながら、イベントを開催したり、ツアーコースのご相談にのることも可能ですよ。
安全で信頼おけるパドルスポーツ・ガイディングに興味がある組織・団体の方、どうぞお気軽に相談してくださいね。私たちは、ベルデが宮川で提供しているパドルスポーツの楽しさを、多くの地域に伝染させたいと考えています!

“観光×アウトドア”を提案する旅行会社「Verde(ベルデ)大台ツーリズム」代表。 SUP・カヤック・登山ガイド → 起業 → ゲストハウス「宿屋まてまて」&「まてハウス」運営。このブログは「アウトドアライフをお仕事に」をテーマに発信します。






